は?相対?絶対?なんのこと!?
相対参照の場合、セルC1の数式がセルC2にコピーされると、数式は自動的に相対的に変化します。
()内は表示される計算値です。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 10 | 5 | =A1+B1 (15) |
2 | 8 | 6 | =A2+B2 (14) |
3 | 5 | 7 | =A3+B3 (12) |
デフォルトはこれですよね。
絶対参照の場合、セルC1の数式がセルC2にコピーされても、絶対参照のセルは変化しません。
$がついているのが絶対参照のセルになります。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 10 | 5 | =A1+$B$1 (15) |
2 | 8 | 6 | =A2+$B$1 (13) |
3 | 5 | 7 | =A3+$B$1 (10) |
ちなみに「F4」キーを押せば、相対参照⇔絶対参照切り替えれます。
また行だけ、列だけ絶対参照にするということもできます。
行だけ絶対参照
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 10 | 5 | =A1+B$1 |
2 | 8 | 6 | =A2+B$1 |
3 | 5 | 7 | =A3+B$1 |
これだと何が変わるのかわかりませんよね?
D列にコピーしてみましょう!
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 10 | 5 | =A1+B$1 | =B1+C$1 |
2 | 8 | 6 | =A2+B$1 | =B2+C$1 |
3 | 5 | 7 | =A3+B$1 | =B3+C$1 |
すると行の1は固定で列の参照が変わっていることがわかるかと思います。
続いて列だけ絶対参照にしてみます。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 10 | 5 | =A1+$B1 | =B1+$B1 |
2 | 8 | 6 | =A2+$B2 | =B2+$B2 |
3 | 5 | 7 | =A3+$B3 | =B3+$B3 |
すると行は番号がずれていますが、列は変わっていないことがわかります。
VLOOKUP関数を使う時など、一つの関数の中に複数の参照先が入っている場合は
コピーするとすべてコピー先に合わせてズレてくれるのが鬱陶しく感じるので、
この方法を知っておくだけで、かなりの時短になります🎵
VLOOKUP関数で言うと、検索値の列は絶対参照で固定で、検索範囲は絶対参照、行だけコピー先に合わせて変えるテクニックがあります。
A | |
1 | =VLOOKUP($A1(検索値),$B$1:$D$3(検索範囲),2(戻り値)) |
2 | =VLOOKUP($A2(検索値),$B$1:$D$3(検索範囲),2(戻り値)) |
3 | =VLOOKUP($A3(検索値),$B$1:$D$3(検索範囲),2(戻り値)) |
(これでB列にコピーで戻り値が変わってくれると最高なんですが、そこは別記事で紹介します)